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※原発事故で避難中のため、去年の今頃の様子を紹介します。(2010/07/12撮影)
【 夏みかん 】

夏みかんの実が、
膨らみ始めました。
まだ小さい実は、
葉の陰に潜んでいます。
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わが家の四季ヘ
2011年07月11日

避難生活と最後の晩餐


 3月14日、原発事故の状況が判らず不安が増す。不安が恐怖に変わる前に、車での県外への避難を決断した。

 わが家は、一刻が生死を分ける恐怖に直面しているのかもしれない。家族の長の決断が、家族全員の生死を決める。

「どうしたらいいか分からないことを、どうにかする」 経営者としての役割が重くのしかかる。自分で考え、自分で行動するにも、判断材料がないからだ。

 電話もインターネットも不通。唯一の情報源であるテレビでは、「○○だが安全です」と東電が連呼するのみ。意見は聞きたくない、事実が知りたいのだが・・・・。

 避難するにも、目的地も道路状況も判らない。途中でガス欠や事故れば、自主避難はその場で終わる。最悪のケースだけは回避すべく、緊急事態のなか慎重さも欠かせない。

 移動は昼間だけとし、原発を迂回して東京の実家を目指す。平時なら半日の行程だが、1週間を覚悟した。出発は明朝、水・食糧・寝袋等を車に積み込み、家の中を片付けた。

 これからわが家での最後の晩餐である。

 いまだからこそ、子供らに教えられることは何だろう? 言葉を選び、いま自分が考えていることを伝えた。

『いま、原発はとても大変なことになっているのかもしれない。』
『実は、すべての人を救えないのかもしれない。』
『もしそうだとすると、自分らは見捨てられたのかもしれない。』
『もし自分が首相だったら、自分もそうする。』

 魚の缶詰、生野菜と自家製おにぎり。ささやかな最後の晩餐は、無言のまま終えた。

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塾 長
(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2011年]