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2020年04月13日

政府の借金が多いのは、なぜ問題なのかな?


 ある社長さんから教わった。

「新聞では、国の借金が問題だと言う」
「本当は、政府の借金であって、国の借金ではないのにね」
「国民一人あたり〇〇万円だ、とか言ってね」
「(ところで)政府の借金が多いのは、なぜ問題なのかな?」

「私の会社は、とても小さな零細企業だ」
「銀行からの借金は、〇〇万円だ」
「上場一部の立派な大企業の借金は、〇〇億円だ」
「(もし)借金の多さだけで評価すると、」
「『大企業は借金が多くて問題だ』となる」
「(一方)『零細企業は借金が少なくて良い』となる」
「この考え方は、どこか間違っているよね」

「バランスシート(貸借対照表)で考えてみよう」
「借金は、[負債]の欄にある」
「[負債]だけ見て、[資産]を見ないのは片手落ちだ」
「[負債][資産]の両方を見るモノサシとして」
「[純資産]がある」
「[純資産]とは、[資産]から[負債]を引いたモノだ」

「大企業の場合、借金は大きいが、資産も大きい」
「規模の優位性を活かしながら、」
「効率よく経営することで、純資産を大きくできる」

「零細企業の場合、借金は小さいが、資産も小さい」
「小回りの良さを活かしながら、」
「効率よく経営することで、純資産を大きくできる」

「ここからが大事なことだ(だからよく聞け)」

「いま、国債の金利はマイナスだ」
「政府が1000万円の借金を申し込むと、」
「多くの金融機関が手を挙げ、取り合いとなる」
「(結果)価格にプレミアムが付いて、」
「1000万円の国債が1000.05万円で買ってもらえる」
「満期時の返済額は1000万円なのにね」

「(このとき)政府のバランシートは、どうなるかな?」
「借金が1000万円増えるので、負債は1000万円増える」
「現金が1000.05万円増えるので、資産は1000.05万円増える」
「(結果)[純資産]は 0.05万円増える」
「(国債を発行するだけで)何の努力もしていないのにね」


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塾 長
(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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