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秋分の日、満月を見ながら団子をいただいた。賑やかな虫の音に混じり、鈴虫の音も聞こえる。野生に放ち一週間。心配していた自分に、人間のオゴリを感じた。
家計の金融資産が1433兆円を超え、過去最高になった(9/16付毎日新聞より)。資産運用への関心が高まる中、最近の株価上昇が資産価値を押し上げた。
金融資産の内訳では、投資信託が41兆円でここ3ヶ月で18.8%増加。国債・財投債が24兆円で52.0%と大きく増加した。一方、資産全体の5割以上を占める現・預金は781兆円で0.7%減、3四半期連続で減少した。「貯蓄から投資へ」の移動が確実に進んでいる。
株式・投資信託へ先行して移動した人が、株価上昇の恩恵を受け、金融資産を殖やした結果となっている。これらは、「貯蓄から投資へ」の移動に対して追風となり、移動は加速するものと思われる。
郵便貯金の6月末残高が210兆円弱となり、急激に減少した。郵政民営化への懸念が原因とは思えず、「貯蓄から投資へ」の各個人の行動の結果と考えている。
こう考えると、多くの人が投資を始めたことになる。しかし、資産運用について勉強したのであろうか。私にはそうは思えない。銀行窓口で勧められたので投資信託を買いました。投資信託より安全と言われたので国債を買いました。預金の金利より高いので・・・・
赤信号、皆で渡れば怖くない。日本人の性格を端的に表現している。しかし、恐怖心はなくても赤信号という事実は変わらない。自己責任の必要性を重く考え、自助努力を惜しまないで欲しい。株価上昇が永遠に続くことはないのだから。
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塾 長
(ピカイチ先生) |
このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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