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 近所でカッコウが鳴いている。街中では、仲間も少なく、相手を探すのも大変だろうに。いや、ライバルが少ない分、もしかして・・・・

2006年06月12日

JR東日本のキャッシング金利引下げ


 消費者金融の貸出金利が問題となっている。出資法の上限金利(年29.2%)と利息制限法(年15〜20%)の間のいわゆる「グレーゾーン金利」を、金融庁が廃止する方針を出した。

 現在、消費者金融でお金を借りると、大方の人が年27%〜29%となる。なんと、預金金利0.002%の10,000倍以上である。

 消費者金融の業界は、出資法の上限金利(年29.2%)に統一すべきと主張している。既存事業として多くの既存客がおり、金利引下げはそのまま収益に大きな影響を及ぼすため、既得権益団体の主張として当然である。

 こんな中、JR東日本がクレジットカード「ビューカード」のキャッシング利率を7月から現行の年28.2%から年18.0%に引き下げる。後発の「ビューカード」としては、守る既得権もなく時代を先取りできる。「Suica」の拡張性から見れば、キャッシングによる収益は多くの収益源のひとつに過ぎない。ひとつの収益源で臨戦する消費者金融とは立場も異なる。

 既得権を守るのは、困難な時代となった。多くの場合、既得権は同業他社(競合相手)ではなく第三の企業や技術によって、一瞬に無力なモノに変えられる。われわれの雇用関係も然り。われわれのビジネスの収益源も然りである。

 こんな時代を生きるのに大切なのは、何か?

 社会の変化を受け入れ、その流れに遅れないことである。既得権は守るべきものではない。時が来たら潔く手放すべきものであり、その準備をして置くことが大切である。

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 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2006年]