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2012年01月30日

南相馬のスーパーと日本の未来


 いま、南相馬のスーパーがおもしろい。日々、変化しているからだ。運動不足解消の散歩も兼ねて、ほぼ毎日食糧品の買出しにゆく。気になる変化があると、異なる系列のスーパーへも梯子する。

 原発事故の影響で、食の安全への意識が高まった。生活者の多様化に応え、熊本産トマト、宮崎産キュウリが地元産より高額で並ぶ。輸入野菜も目立つ。メキシコ産アスパラ、オマーン産いんげん、タイ産オクラ、韓国産パプリカ・・・。野菜好きな自分にとって、色とりどりの野菜が並ぶ風景がうれしい。

 仮設住宅の建設が急ピッチで進み、入居が始まった。年配客の急増に応え、惣菜の多様化、食材の小口化が進む。販促イベント、安全対策にも変化が見られる。お祭り好きな自分にとって、人込みの賑わいがうれしい。

 いま南相馬では、原発事故の影響で過度に「少子高齢化」と「食の安全化」が進んでいる。これからの日本も、この2つの課題を避けて通れない。見方を変えれば、南相馬は「日本の未来の縮図」であり、日本の未来の一歩先をゆく。

 時代の最先端の中で、活路を模索する生活者。それに応えようと提案を模索するスーパー。どちらにも震災前の常識は通用しない。必死に悩む中での相互のやりとりが、南相馬の未来を育み、日本の未来の手本となる。

 南相馬へ帰宅するとき、過去のしがらみ(成功体験や既得権など)を捨て、見えない不安の中で生きることを覚悟した。その決断に誇りを持ちながら、不連続な日常が織りなす壮大なドラマに参加する喜びを感じている。

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塾 長
(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2012年]