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2012年07月09日

予測外と想定外と想定内


 福知山線脱線事故の初公判で、JR西日本歴代3社長が無罪を主張した。事故は予測できなかった、つまり「予測外」が理由である。

 東電の原発事故の言訳は、「想定外」である。電源喪失が甚大な事故(メルトダウン)に至ることは予測していた。だが、電源喪失の発生確率は極めて低いので考えない、つまり「想定外」にされた。

 東電の原発安全対策は、電源喪失は起きないことを「想定内」として、積み重ねられた。だが現実として、電源喪失が起き、メルトダウンが起き、現状に至っている。

 人間はついつい自分の力を過信し、気づくと身動きが取れないバブルを発生するようだ。東日本大震災では、科学技術では自然を制御できないことを学んだ。

 安住財務相が、赤字国債法案を巡り「10月に財源が枯渇する」と強調した。財政赤字の深刻さは、ギリシャやスペインを対岸の火として、われ関せずでは許されない段階に来たのかもしれない。

 毎年積み上げて来た赤字国債の山。その行き着く先は予測できた。だが、経済成長の復活を夢見て、財政赤字の終着駅は考えないこと「想定外」にしてきた。いまここに至り、財政赤字の終着駅が「想定内」になってきたと、世界のあちらこちらで吐露し始めたようにも見える。

 ここでも人間は自分の力を過信し、気づくと身動きが取れない財政赤字に世界各国が陥っている。これから私たちは、経済学では経済を制御できないことを学ぶのかもしれない。

 歴史は繰り返される。愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。肝に銘じている言葉である。

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(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2012年]