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2012年07月23日

「放射能の直接的な影響で亡くなった人はいない」発言


「去年の福島の事故で、放射能の直接的な影響で亡くなった人はいない」。

 ニュース報道に憤りが込み上げ、思わずテレビを消した。意見聴取会における中部電力社員の発言である。結局、フクシマで起きていることは他人事である。

 私たちは、分業による効率化で経済成長を実現してきた。結果、身内の部分最適に特化し、全体が見えなくなった。巨大化された階層構造の中では、コストは小口化・分散され、多くが間接化された。直接的なコストをモノサシにしていては、組織も個人も役割を果たせない時代である。

 リスクやダメージも同じである。直接的なリスク、直接的なダメージをモノサシで思考していると、いつしか私たちは致命的な危機を創り出す。過信によるバブルが生成され、バブルはいつか必ず崩れる。

 組織の中にいる当事者にとっては、自分のモノサシの異常さを補正するのは難しい。だから、組織外からの補正力が欠かせない。「人の振り見て我が振り直せ」。中部電力社員の発言問題を他人事にしてはならぬと、自分に言い聞かせた。

 消費の場面でもコストの多くが間接化がされた。単に安いからという直接的なコストだけをモノサシにしていては、生活者としての役割を果たせない。

 どこで作られ、どのように作られ、収益はどのように分配されるのか? 直接的なモノサシである価格だけで、購入品や購入先を選択する時代を終わらせたい。そんな思いが、いまの私の活動の原動力のひとつとなっている。

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塾 長
(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2012年]