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〜 物理頭のシステム屋が、経済の現場を因数分解する 〜

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2017年01月16日

震災時の「通貨」と「貨幣」と「お金」


 東日本大震災から教わった。

 震災の翌々日、テレビのテロップがスーパーの一時再開を知らせた。食料買出しのため、徒歩で出掛けた。すぐ脇を通る常磐線の線路には、列車が置き去りになっていた。

 駐車場の一角のテーブルに、商品が並ぶ。建物内は立入禁止。商品は食料品のみ。品切れになる度に、店員が建物内へ商品を取りに行く。

 レジ機は使えない。会計はすべて手計算。非常時の現場では、人海戦術がすべてだ。商品を陳列する前に、店員が商品に値札を貼る。値段に端数はない。人海戦術には、現場の決断(やめることを決める)が欠かせない。

「支払は現金のみです!」 店員が大声でアナウンスする。

『非常時には、記号化された[通貨]は使えない!』

 人間は、電子データを読めない。人間は、バーコードを読めない。(だから)当たり前のことである。

「つり銭が足りません!」 店員が大声でアナウンスする。

『非常時には、高額の[貨幣]は使えなくなる!』

 オニギリを買うのに、1万円札で「おつりは要りません」とは言えない。つり銭をなくすため、商品を買い占めることもできない。(だから)当たり前のことである。

『非常時には、硬貨の[お金]が必要となる!』

 震災直後は、生き延びることが第一。市場への期待は、食料調達。その日の分の食料調達だ。市場でのやりとりは、原点へと一気に回帰した。やりとりの原点は、物々交換だ。(だから)当たり前のことである。

 非常時の現場では、[通貨]は使えなかった。
 非常時の現場では、[貨幣]が使えなくなった。
 非常時の現場では、[お金]が必要となった。

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塾 長
(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2017年]