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わが家の四季ヘ |
原発避難から教わった。
原発の状況がわからない。命にかかわる危機と認識しながら、どうするかの判断ができない。わが家は、テレビ報道を信じ、屋内待機を続けていた。
突然、原発が爆発する映像が目に飛び込んだ。「わが家は、見捨てられたのかもしれない」 妻・息子・娘の顔を見回しながら、静かに漏らした。そして続けた、「明日朝、車で避難を始める。行先はわからない。すぐに準備を始めよう」と。
避難では、どこで何が起こるかわからない。一人ひとりにリュックを背負わせた。「自分の命は、自分で守れ!」 背負って走れる範囲で、必要なモノをリュックに詰め込めさせた。
貯金箱の中身(お金と貨幣)は、全部を詰め込めさせた。「いざという時の蓄えだから、いま使え」と、息子と娘に言い聞かせた。わが家の生活防衛資金(貨幣)も、妻と私とで分け、各自のリュックに詰め込んだ。
避難2日目、避難経路脇の「しまむら」に寄る。着替えを全て新調。家族4人分の肌着と上着を購入。高額出費を高額な[貨幣]で支払った。生活防衛資金の[貨幣]である。
避難途中、コンビニに寄る。その日の分の食料調達。ついでに、店内のATMで[通貨]から[貨幣]への交換を試みた。一部の銀行は、現金引出ができなかった。
避難時、人間が背負える荷物には、限りがある。[お金]も荷物のひとつだ。(だから)避難時には、軽くて嵩張らない[貨幣]が必要となった。
避難時には、硬貨の[お金]は十分に背負えなかった。
避難時には、高額の[貨幣]が必要となった。
避難時には、記号の[通貨]は一部が使えなかった。
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塾 長
(ピカイチ先生) |
このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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