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【 夏ミカン 】
夏ミカンの実が、
色づきはじめた。
直径10センチ。 |
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新型コロナが、私たちの暮らしを変えつつある。働き方を変える人、住むところを変える人、様々だ。『異業種派遣の JAL系社員』(毎日新聞11/29)では、ある女性社員の現状を伝えていた。
JALグランドサービスの篠塚茜さん(35)は、10月から冷凍食品加工工場で働いている。雑菌などを防ぐ部屋でガウンを着て、冷凍ホウレンソウを計量カップでケースからすくい取り、黙々とビニール袋に詰めていく。
同僚はほとんどがベトナムからの技能実習生で、本業とのギャップに戸惑った。だが、実習生の助けもあって仕事にはすぐに慣れた。
「スーパーに冷凍野菜が並んでいるのを見ても」
「当たり前だと思っていた」
「生産側に入ってみて、作ることの大切さを実感した」
彼女の言葉に、原発事故による避難生活を思い出した。10年前、わが家は見知らぬ地での避難生活を強いられた。ある日、突然に、住居を失い、職場を失い、学校を失い、病院を失った。
頭の中が真っ白なまま、日々の暮らしが続く。いま起きている現実(変化)を、受け入れることができない。「これからどうするの?」と声をかけられる度に、孤立感と脅迫感に襲われる。[当たり前]が大勢の中で、[想定外]のわが家は異邦人であった。
そんな避難生活の中で、目の前の体を動かす仕事が、現実を受け入れる変容の時間となった。
『多様化の時代、想定外が当たり前』 わが家の[今年の抱負]である。[当たり前]に胡坐をかくことを戒め、変化を受け入れる覚悟を言葉にした。避難生活から学んだ教訓である。
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塾 長
(ピカイチ先生) |
このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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