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2021年03月15日

長く大きな揺れから始まった


 東日本大震災から 10年が経った。各テレビ局で、特集番組が組まれ、当時の映像が繰り返された。あのときの記憶が甦る。すべては、長く大きな揺れから始まった。

 散歩の途中、スマホの緊急地震警報が鳴る。画面を見ると、「宮城県沖地震発生」を告げる。想定内の事象である。

「やばい(大きな地震が来るぞ)」と、身の安全を確認する。
 崩れそうな塀はないか?
 変圧器を抱えた電柱はないか?
 車道に逃げても大丈夫か(車はこないか)?

 大きな揺れが始まる。経験したことのない大きな揺れだ。歩道から車道の中央へ移動する。その場で、転倒しないように、中腰で踏ん張る。

「(揺れは) 1分で止まる」と自分に言い聞かせながら、周囲の異変検知に集中する。左右・前後・上下と目視確認を繰り返す。揺れている間は、自分の身は自分で守るしか手はない。

 長い 1分間が過ぎ、揺れが弱まり始めた。「よし終わったぞ」と安堵すると、すぐに 2度目の大きな揺れが始まる。「なんだこりゃ(想定と違うぞ)」と叫びながら、その場で中腰の態勢に戻る。

 長い長い 2分間が過ぎ、揺れが弱まり始めた。「よし今度こそ(終わった)」と安堵すると、3度目の揺れが始まる。中腰で踏ん張りながら「(揺れは)もう止まらないのかしれない?」「(そしたら)この揺れの中で生きるのは辛いな」と次々と妄想が湧く。 

 やっと、揺れが止まった。だが、体が静止に慣れない。まっすぐ歩くことができない。平衡感覚が正常に戻るまで、その場で立ち尽くす。

 休みながら、周囲の状況を確認する。塀・家・電柱に異変はない。まるで、いまあった地震が嘘のようだ。安堵感より違和感を覚える。

「(さて)これからどうするか?」と思考を再開する。気づくと、自宅に向かって歩いていた。


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塾 長
(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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