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〜 物理頭のシステム屋が、経済の現場を因数分解する 〜

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2022年10月31日

石油メジャー、稼ぎすぎ批判


 ある個人投資家から教わった。

「日経新聞(10/30)によると、」
「原油高を受けて欧米の石油メジャーの利益が、」
「歴史的な高水準に達している」
「家計の負担感が強まるなか、」
「稼いだ利益で株主還元を充実させる、とのこと」

「米エクソンモービル、米シェブロン、英シェル、」
「仏トタルエナジーズが決算を発表した」
「 4 社の 2022 年 7 〜 9 月期の合計純利益は」
「約 443 億ドル(約 6 兆 5000 億円)で、」
「四半期として過去 2 番目の高水準となった」

「各社の業績を押し上げるのは資源価格の高騰だ」
「ロシアのウクライナ侵攻を受けた原油相場の上昇」
「などが利益を一段と押し上げる」
「トタルは、ロシア事業関連で 31 億ドルの損失を計上」
「(にもかかわらず)純利益は、」
「前年同期比 43 %増の 66 億 2600 万ドルだった」

「各社は稼いだ資金で株主還元を強化している」
「英シェルは 40 億ドルの自社株買いを発表し、」
「 CEO は『さらに配当も増額する』と話す」
「 4 社の 7 〜 9 月の配当・自社株買いの合計は、」
「約 253 億ドルとなり過去最高だ、とのこと」

「ここからが大事なことだ(だからよく聞け)」

「いま、石油業界が儲かっている」
「これは、[現実]だ」
「では、なぜ儲かっているのかな?」

「複雑系システムでは、」
「[原因]から[結果]への一方通行ではない」
「[結果]が[原因]となる双方向通行もある」
「表通りだけではなく、裏通りもある」

「さてお前は、」
「この[現実]をどう因数分解するのかな?」


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塾 長
(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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