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 トマト、キューリ、ナス、ピーマンの苗を購入した。ここ数日天気が悪く、植えるのが延びている。狭いポットの中で、窮屈そうに元気がない苗達。早く天気になって欲しいのだが・・・。

2005年05月16日

金融改革プログラム


 平成16年12月に、金融庁から『金融改革プログラム』が公開された。副題として「金融サービス立国への挑戦」と銘打っている。金融機関の不良債権処理が一段落つき、「過去の清算」から「将来への活力」へ金融施策の重点が移る。

 望ましい金融システムとして、「官の主導ではなく民の力で」を謳っている。「いつでも、どこでも、誰でも、適正な価格で、良質で多様な商品にアクセスできる金融システム」の構築を目指す。

 金融改革プログラムの中に、以下の記述がある。

 (中略)
「貯蓄から投資へ」の流れが加速される。これにより、銀行にリスクが過度に集中する構造が是正され、リスクに柔軟に対応できる経済構造の構築にも資するものと考えられる。
 (中略)

 この文面の意味するところは重い。間接金融が主であった今までは、全てのリスクを銀行が抱え込んでいた。融資先の企業の倒産、運用商品(株券や債券)の価格下落、これらのリスクを銀行が全て背負い込んでいた。

 では、銀行に集中していたリスクは、どこへ移転されるのか?

 物理の原則に「作用・反作用の法則」がある。ある物体に力を加えると、その物体から同じ大きさの反対方向の力を受ける。制度・政策も然り。銀行へ与える「寛容」に対して、銀行の利用者は同じ大きさの「覚悟」を強いられることになる。

 銀行に集中していたリスクは解き放たれ、投資家へ転嫁される。「私は投資家でないから関係ない」と脳天気で居られるのもあと少しである。銀行預金、保険加入、マイホーム購入、年金保険料、これら全てが投資行動であり、我々は皆、個人投資家である。リスクと上手く付き合うことができないと大変なことになる。

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 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2005年]