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 ブルベリーを植え替えた。元気が無くなってきたので、家に隣接した花壇から日当たりの良い場所へ引越した。早く元気を取り戻し、沢山の果実をつけて欲しい。疲れ目が多い昨今、ブルベリーのパワーを期待している。

2005年06月27日

財政改革と国民


 国の借金が、600兆円を超えた。GDPの1.5倍、国民一人当たりの借金額は600万円となる。家族4人の我家の場合、2,400万円の割振りとなる。

 国の借金は、結局は国民の借金であり、返済責任は国民にある。この責任を逃避すれば、国は滅びる。国民にしてみれば、借金を返済するか、日本から逃亡するかの二者択一である。

 最近のマスメディアの一面は、「増税」「社会保障の縮小」と財政改革に絡むことが続いている。国を維持するためには、借金返済を先送りできない状態に来たから、国は内情を開示し始めた。今更と感じながらも、多くの国民は日本からの逃亡を選択できない。自ずと、借金返済を覚悟することになる。

 しかし、マスメディアは国民感情に訴えることに走り、国の将来設計の議論から外れる。国民に痛みを覚悟せいと訴えると、視聴者から批判を受ける。一方、国民感情に同情すれば視聴率が上がる。マスメディアの立場として、報道内容の選択肢は決まっている。

 景気が良くなれば自然に税収は増える、だから国民に痛みを求めずに景気刺激策を実施すべき、という意見がまた盛り返すかもしれない。しかし、公共投資における景気刺激は、今の新しい経済にはあまり効き目が無いことは10年前に実証されている。

 国民は借金返済を覚悟できるだろうか? つまり、増税と社会保障の縮小を受け入れ、その上での生活の自己防衛を覚悟できるだろうか? この覚悟をしなければ、財政支出の削減も本格化しない。国民が皆、自分の既得権を放棄し、国に頼る依存体質を無くさない限り、構造改革は進むことはできない。

 こう考えると、モノ事の「大小」と「順番」は変わるだろうが、これから起ることはある程度想像できる。注意すべきことは、評論家と一緒に議論し合い時間を無駄にすることなく、しっかりとした自己防衛策を練り、先々の準備を怠らないことである。そして、社会の変化(国民の覚悟の進み具合)を捉えながら、生活環境の見直しを確実に実行していくことである。

 構造改革は国が行うものではなく、国民が行うものである。つまり、新しい国は、現政府が創るのではなく、我々一人ひとりが創ることになる。我々はもっと自分を大切にしなければならない。より我がままになる権利を有する一方、自立する義務を負うことになる。

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 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2005年]