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【 デコポン 】

デコポンの苗木が元気に成長中。
オレンジの仲間で形がデコボコ。
美味しくいただいた後、
タネから芽を出した苗木である。
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2006年11月13日

グレーゾーン金利の撤廃


 貸金業規制を強化する法案の国会審議が始まった。出資法の上限金利29.2%を20%に引き下げ、利息制限法の上限(15〜20%)との間の「グレーゾーン金利」を撤廃するのが柱である。

 グレーゾーン金利が注目された背景には、多重債務者の社会問題化がある。最高裁判所の司法統計年表によると、個人破産の申立て件数は2003年には242,357件となり、10年間で約6倍に急増した。なんと、国民の500人に1人が破産している。

 貸金業規制は国により差がある。米国と英国では、金利の規制はない。借り手は返済の義務を、貸し手は貸し倒れのリスクを、双方が同意し契約するものと考えている。一方、ドイツでは、高金利は家庭崩壊を誘発すると考え、低金利に抑えている。

 今回の法改正の方向性から、日本はドイツと同じ考え方をとることが伺える。日本の個人への金銭教育の普及度を考慮すると、米国や英国の市場原理による自己責任には現実性が乏しい。

 こう考えると、今回の法改正は良い方向だと思われる。しかし、金利が低くなるとはいえ、借金返済の義務は無くならない。そして、その返済利息が人生設計に与える影響は多大である。この本質への意識を低下させることが、今回の法改正でとても懸念される。

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 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2006年]