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6月の消費者物価指数が、前年同月比で1.9%上昇した。原油や穀物価格の高騰が背景にある。デフレからインフレへ、私たちの生活環境は確実に変化した。
消費者物価指数の計算上、生活者の実感と消費者物価指数には温度差がある。生鮮食品が除かれ、デジタル家電の値下がりの影響を大きく受ける消費者物価指数は、私たちの生活実感より低い数値になる傾向がある。
日銀が6月に実施したアンケート(全国4,000人対象)では、1年前に比べた物価上昇率の実感は、平均10.2%である。私たちがよく購入するガソリンや食料品、光熱費などの値上がりが目立つためだ。一方、値下がりしたノート型パソコン(37%下落)、薄型テレビ(21%下落)は、数年に1度の買い替えである。
食品や光熱費などの生活必需品に限定した場合、6月の消費者物価の上昇率は5.1%という試算もある(クレディ・スイス証券白川浩道氏)。私たちの生活実感により近い数値である。
8月以降に値上げされた生活必需品を見ると、食料品や光熱費などで値上げ幅5〜20%。生活必需品に限定した消費者物価は、私たちの生活実感に近い数値で上昇を続けている。
この様な環境変化の中、わが家では冷蔵庫の購入を前倒しした。今後の家電製品の値上げを危惧したためである。
購買心理としては、一種の買い溜めかもしれない。しかし、わが家の生活防衛策は、「自分で考え、自分にできるコトは早めに実行する」ことである。「環境変化への柔軟性を養うための訓練を怠らない」ことである。
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塾 長
(ピカイチ先生) |
このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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