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【 スイセン 】
スイセンの芽が5センチを超えた。
春一番の開花に向け、
精一杯に背伸びをしている。
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わが家の四季ヘ |
「サービスには対価がつきもの、対価の裏にサービスが隠れている」ことを、先日秋葉原の店員から学んだ(コラム「カスタム化と標準化」参照)。
私たちが何かを得るには、必ず対価を払う。多くの場合、対価はお金で支払われる。しかし、視野を広げて鳥の目で捉えると、お金は仲介役(決済の道具)でしかないことに気づく。私たちが払う対価は、楽しさを得るために蓄えた我慢かもしれない。
科学の進歩により、私たちの生活は便利さを増している。炊事洗濯をはじめ、風呂・冷暖房・電話番・音楽再生など家庭内の多くのことがボタンひとつでできる。とても便利な世の中になった。
ところで、この便利さの対価は何なのだろう?
ある方から「便利さにはリスクという対価がある」と教わった。便利さの拡大の裏には、機械が故障した時の不便さの拡大がつきものであるからだ。
便利さのリスクは、それだけではないのでは?
もっと大きなリスクが便利さの裏に隠れているのでは?
胸騒ぎがし、考え始めた。
便利さが増すにつれ、私たちと家事との関わりは薄れていく。私たちは家事について考える機会を失い、生活の基本について考える力が弱まる。気づくと、目標を見失い、手段に凝るようになっている。
私たちは、なぜ炊事洗濯をするのか?
私たちは、なぜ風呂に入るのか?
私たちは、なぜ音楽を聞くのか?
「考える機会の減少による目標の損失」が、便利さの最大の対価なのかもしれない。過度の便利さの追求は戒めるべきと、自分に言い聞かせた。
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塾 長
(ピカイチ先生) |
このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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