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【 レンギョ 】
レンギョの穂先が、
大きく膨らんだ。
春の日差しがとても暖かい。
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わが家の四季ヘ |
息子(中3)の卒業式に出席した。子供でもなく、大人でもない、微妙な年齢の若者たち。彼ら・彼女らの純粋な眼差しを見て、自分は若者たちのために何をしなければならないのか? 自分には何ができるのか? 式の間、考え続けた。
義務教育を終える若者たちの姿・行動は、15歳の自分と大きな差はない。彼ら・彼女らが身につけた価値観や教養も、35年前の自分とほぼ同じだろう。
右肩上がりの経済成長期の価値観や教養だけでは、社会の激変の中で生き残るのは難しい。学校教育という集団教育の中では、個性を活かす多様化の教育は難しい。個別指導に重きを置くと、学校教育本来の意義である集団教育も疎かになる。個性を活かすには、家庭の教育が不可欠であろう。
社会が成長期から成熟期に移り、家庭のもつ機能が再認識されはじめた。年金・健康・介護といった社会保障が経済的に行き詰まる中、家庭が持つセーフティーネット機能が見直されつつある。
国や会社が個人の面倒を見切れなくなってきた現実の中で、家庭の担う役割が増し、家庭を経営する私たちの責任も増している。その重責に応えるために、私たちひとり一人に求められる価値観や教養も変化している。
卒業する若者たちのために、自分は何をしなければならないのか? 自分には何ができるのか? 私なりの方向性が見えてきた。家庭の経営者教育である。
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塾 長
(ピカイチ先生) |
このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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