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2010年10月11日

日銀の円売介入、非不胎化


 日銀が円売介入を行った。介入規模は、2.2兆円とのこと。ところで、日銀はこの介入資金2.2兆円をどこから調達したのか?

 新聞報道によると、日銀は今回の介入資金については、「非不胎化」するとのこと。つまり「不胎化」は行わない。これが私たちの生活にどう影響するのか?

 新聞報道も経済・金融の専門用語が多用され始めた。どうも専門家でも手に負えない状況に経済・金融は追い詰められているのかもしれない。だから、皆さんも一緒に考えてね、と訴えかけているようだ。

 今回の介入資金の調達先は輪転機である。日銀は2.2兆円を新たに印刷して市場に放出した。だから調達先はない。でも問題がある。

 日銀が無秩序に1万円札を増刷すると、市場におカネ(円)が溢れる。もし無限大に刷れば、皆がおカネの正体に気づき、誰もおカネを信用しなくなる。すると、おカネの価値は急降下、逆に物価は急上昇しかねない。

 これを避けるため、日銀は緊急に発行したおカネを、時を見計らって市場から引き揚げる。具体的には日銀が保有する国債等を市場へ売却し、市場からおカネを引き揚げる。これを不胎化という。

 しかし、今回は不胎化を行わない。だから非不胎化となる。結果、市場のおカネが2.2兆円増えたままとなる。

 現在市場に出回っているおカネは、現金と預貯金を合わせて約600兆円。2.2兆円はその0.4%。単純に考えると、モノとおカネの需給バランスが0.4%変化したのだから、0.4%物価が上昇してもおかしくない。デフレの折、そんな期待もあるようだ。

 円に限らず、ドルも、ユーロも、おカネの量を増やしている。大きな危険を冒していることは承知しているが、逆風の経済を前に、国民の期待は順風のときのままだから仕方もない。

 できないコトはできないと本音も言いたいが、それを言ったらお終い。国民に少しずつ気づいてもらうしかない。そんな期待が、新聞記事の変化に透けて観える。

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(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2010年]