【　グラジオラス　】 グラジオラスが咲きました。 色違いの仲間が、 次に控えます。

わが家の四季ヘ

2015年07月13日

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井の中の蛙になるよ

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<sup>　ある社長さんへ、大学時代の思い出を語った。

　大学時代、朝の浅草の風景がお気に入りだった。機会があり、毎週土曜日の朝、六区街を通り抜けていた。

　低い朝陽が射す繁華街は、日向と日陰のコントラストが眩しかった。行き交う人のコントラストが眩しかった。

　道端では、泥酔者が寝転んでいる。
　その脇を、赤鉛筆を耳に挟み、多くの人が馬券売場へ向かう。
　その人波の中を、家族連れが、ゆっくりと遊園地へ向かう。
　時々、人波の中に、立ち止まる外国人が淀みをつくる。

「人はそれぞれ、人生もいろいろ、ですよね」
「その通りだね」（社長さん）

「以前、満員の通勤電車に乗っていました」
「ある朝、反対方向のガラガラの電車に乗ってみました」
「朝陽に照らされ、光り輝く車内の乗客から、」
「いろいろ感じ、いろいろ考えました」

「時々、全く別世界の人と逢うことが大切ですね」
「その通りだ、いい旅行をしているね」（社長さん）

「ところで、下車して駅前を探索したのかな？」（社長さん）
「いいえ」
「それは残念なことをしたね」（社長さん）

「電車に乗っている人と乗っていない人、どっちが多いかな？」
「電車の中だけを見ていると、井の中の蛙になるよ」</sup>

塾　長 （ピカイチ先生）

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　このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2015年]