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【 アベリア 】
今日は雨。
訪問者もなく、
雫が話相手です。
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わが家の四季ヘ |
高校時代の話である。
僕たちは、倫理の授業が嫌いだった。若い○○先生の教え方が、嫌いだった。
○○先生は、授業時間中、板書し続けた。端から端まで、ギッシリと書き満たし、「こっちはもう消すぞ」と言いながら、2周目に行く。僕たちは、ひたすら板書を書き写した。
僕たちは、授業が終わる度に、文句を言い合った。
「こんな授業、意味がない!」
「(オレも)同感!」
次のホームルームの時間のことである。ある女子が発案した。
「私と△△さんとで、○○先生のところに行き、」
「『授業のやり方を変えて欲しい』と直訴しました」
「(だが)取り合ってもらえませんでした」
「(ついては)クラスの総意で交渉したいです」
僕たちは、クラスの総意で交渉することを即決した。続いて、交渉する手段について議論した。
次の倫理の時間、僕たちは授業をボイコットした。交渉役の女子2名を教室に残し、僕たちは1階の食堂で待機した。しばらくして、交渉役が報告に現れた。
「授業のやり方について、次のホームルームの時間に、」
「○○先生とクラス全員とで、話し合うことにしました」
「○○先生の都合もあり、今日の授業は従来どおり実施します」
「今日のところは、教室へ戻り、授業を受けてください」
次のホームルームの時間、担任の□□先生が見守る中、話し合いを始めた。担任の□□先生は、教室の後ろで黙って立っていた。
「私たちは、倫理の勉強を通して、考える幅を広げたい」
「○○先生の考えも知りたいし、私たちと一緒に考えて欲しい」
○○先生は、僕たちの意見を聞き入れ、やり方を変えた。試行錯誤する○○先生の背中を見て、見守る□□先生の背中を見て、僕たちは多くのことを考えさせられた。
僕たちは、当たり前に、[正解のない問題]を受け取った。
僕たちは、当たり前に、[正解のない問題]に取り組んだ。
僕たちは、当たり前に、[正解のない問題]の中で学んだ。
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塾 長
(ピカイチ先生) |
このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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