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【 ドウダンツツジ 】

ナツツバキに続き、
ドウダンツツジも、
色付きました。
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2016年10月31日

僕たちは、「手続き」の中で主権者であった


 高校時代の話である。

 私は、古文が嫌いであった。授業は忍耐、試験は苦痛の時間であった。隣席の○○君も、その隣席の□□君も、同じであった。

 期末試験のとき、僕たちは試験勉強で協力し合った。「いかに古文に関わらないか」が狙いだ。試験範囲を分割し、持ち場を決めた。自分の持ち場以外は、教科書も開かなかった。

 試験当日、私の持ち場から出題された。回答記入を終えると、答案用紙を隣席の○○君寄りに置く。○○君、そして□□君へと、私の自信のない情報が伝わる。

 古文の授業で、期末試験の結果が返された。返却された答案用紙には、「○○君と同じ」と大きく朱書き。(なんだこれは?)

 ○○君の答案用紙には、「□□君と同じ」。□□君の答案用紙には、「ピカイチと同じ」。(なんでバレたの?)

 朱書きされた問題は、感想を述べるもの。○○君の感想も、□□君の感想も、私と一字一句違わず同じ。(ダメだ!)

「なぜ、感想まで同じにしたの?」
「問題なんか読んでいないよ(感想問題とは知らなかった)」

 ○○君の即答に、□□君も頷いた。二人の古文嫌いは、私の想定以上であった。(お見事!) 試験時間の二人の苦痛を察した。

 僕たちは、職員室に呼ばれ、事情聴取を受けた。情報元の私はすぐに解放され、二人が残された。30分後、解放された二人に尋ねた。二人は、とてもスッキリ顔だ。

「どうなった?」
「不正をした問題はゼロ点、その他の問題は採点通りだ」
「当然の決定だね(納得したね)」

 僕たちは、当たり前に、[手続き]に参加した。
 僕たちは、当たり前に、[手続き]の決定に従った。
 僕たちは、当たり前に、[手続き]の中で主権者であった。

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(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2016年]