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〜 物理頭のシステム屋が、経済の現場を因数分解する 〜

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2018年09月24日

システムの機能は、平時と有事とで異なる


 あるシステム屋から教わった。

「(システムの)機能説明書には、」
「[外部機能書]と[内部機能書]とがある」

「[外部機能書]の読者は、営業やお客様だ」
「(だから)[何ができるか]を記述する」
「『こんなことができるようになります』とね」

「(一方)[内部機能書]の読者は、システム開発の仲間だ」
「(だから)[何ができないか]を記述する」
「システムの実現には、[限界]があるからね」

「(ところで)システムの機能を、より正しく伝えるには、」
「[できること]より、[できないこと]の方が多くなる」

「(たとえば)『キーボードがつながります』と記述すると、」
「利用者は、自分の都合に合わせて、勝手に、[解釈]する」
「『無線でもつながる』」
「『10メートル離れていてもつながる』」
「『電源がなくてもつながる』・・・とね」

「(だから)[内部機能書]では、」
「『キーボードはケーブルで接続します』」
「『ケーブルの長さは、最大1メートルです』」
「『別途電源が要ります』・・・と記述する」

「(また)[内部機能書]では、」
「起こりうる[有事]を想定して、それへの対応を記述する」
「『キーボード入力の途中で、キーボードが故障した場合、』」
「『途中までの入力は、〇〇となる』」
「『入力の再開は、〇〇、△△、□□の順に行う』・・・とね」

「システムの処理を、より確実に実現するには、」
「[平時]の[正常処理]より、」
「[有事]の[例外処理]の方が多くなる」
「オレの経験則では、[1:2]だ」

「ここからが大事なことだ(だからよく聞け)」

「システムの機能は、[平時]と[有事]とで異なる」
「システムを維持するには、両方の機能が要る」

「(だが)往々にして、[有事]の機能が蔑ろにされる」
「(なぜなら)[外部機能書]の読者は拡大するが、」
「[内部機能書]の読者は限られているからね」
「[平時]が続くと、」
「[多数決]で、[できることが]一方的に拡大する」

「これを防ぐには、どうしたらいいか?」
「システム開発者として、オレは考え続けている」

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塾 長
(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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