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わが家の四季ヘ |
3月14日、常磐線全線が運転再開した。やっと、つながった。陸の孤島であった原ノ町駅に、特急「ひたち」が帰って来た。
「(一番の特急列車を)見に行かないと」 前夜のわが家は、卒業式を明日に控えた中学生のようだ。明日は、大切な人生の節目だ。嬉しさの中に、緊張と不安が混じる。
一番の特急列車は、11時07分発品川行だ。最寄りの踏切の通過時刻は、11時10分。11時丁度、「(さあ)行くぞ」と妻に声をかけた。
冷たい雨が降っている。最寄りの踏切に到着すると、カメラマンが一人待機していた。
「(私たちは)陸橋の上に行こう」
「(傘を振って)警笛を鳴らしてもらおう」
「(陸橋の上なら)運転手からよく見えるだろう」
陸橋には誰もいない。吹き曝しのため、冷たい雨が顔と手に刺さる。寒さに耐えながら、1キロ先の原ノ町駅を見守る。陸橋から原ノ町駅までは、一直線だ。
「来たぞ」 特急列車が駅に到着した。白色のヘッドライトが、眩しい。レーザー光線のようだ。やがて、だんだんと、白い光の塊が、大きく、力強くなってきた。
無観客試合の神宮球場。外野席に、私たちだけがいる。どうしてそうなったのかは、わからない。「私たちが応援しないで、誰がするんだ」 おかしな使命感がこみ上げる。
ブンブン丸・池山の打った白球が、一直線にこちらへ飛んでくる。「来たぞ」 間近に迫った閃光に、傘を上下に振る。二人が用意した傘は 4本。青とオレンジと白とピンクの
4色だ。
特急列車の警笛が聞こえた。北に向かう白鳥の群れのようだ。励まし合うような鳴き声である。とても穏やかだ。
ピンポ〜ン。ピンポ〜ン。ピ〜ン。
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塾 長
(ピカイチ先生) |
このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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