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【 クロッカス 】

クロッカスが、
咲きました。
私は紫色です。
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わが家の四季ヘ
2020年03月09日

あの時と同じではないか!


 新型コロナウイルスの感染により、ダイヤモンド・プリンセス号からの下船が強制待機となった。船員や乗客の証言により、14日間の船内隔離の様子がテレビで報道された。

 9年前、東京電力福島第一原発事故、当時のわが家の体験が蘇る。思わず、声をあげた。あの時と同じではないか!

 いま、船内で、何が起きているのか? 船内隔離から船室隔離へ、全乗客が室内待機となった。政府の現場責任者からの状況説明はない。船外の知人からのメールが、事態の悪化を知らせる。命の危険を感じるが、逃げれない。

 いま、原発で、何が起きているのか? 原発事故当時、わが家は屋内待機となった。テレビは、東京電力の「大丈夫です」を繰り返す。水素爆発で原子炉建屋が吹き飛ぶ。それでも専門家は「大丈夫です」を繰り返す。命の危険を感じる。

 わが家は見捨てられたのかもしれないと、子どもらに現状を説明し、翌朝の避難開始を告げた。

 船内隔離から14日が過ぎた。予定通りに、乗客の下船が始まった。下船する乗客は、自分の置かれた状況を理解している。自らの責任と覚悟で、声をあげる。
「私たちを隔離してください」
「わが家には、孫が居るんです」
「行く場所がないんです」

 原発避難から 2日目、わが家は福島県会津若松市の知人宅に居た。避難場所として近くの温泉郷に、宿泊の予約を入れた。すると、福島県人の場合には、スクリーニング検査を受けてくださいとのこと。

 スクリーニング検査のため、会津大学を訪問。すると、今日の受付は終了したとのこと。明日はここではやらない、とのこと。わが家の行く場所はなくなった。

(いざというとき)国と県は何もしてくれなかったし、何もできなかった。あの時に下した私の判断は、いまも変わらない。『(いざというとき)国と県は何もしないし、何もできない』

(当時のわが家の様子はコチラ↓)
『避難生活と最後の晩餐』 避難開始の前夜の様子です
『原発避難時の財産と資産』 避難開始の前夜の様子です
『自主避難、出発の日』 避難開始の当日朝の様子です

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(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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