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冷え込みが厳しいこの頃。オーリブの木の新芽が鮮やかである。小粒の新芽が日々成長し、活力を与えてくれる。
資産運用を始めた方から、「最初に読む本として良いモノありませんか?」とよく質問を受けます。自分の過去を振り返り、その切実さを実感します。そこで、毎月最初のコラムを『読書広場』とし、おすすめ本を紹介しています。
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【出版社】 講談社
【著者名】 藤巻 健史
【出版日】 2002年8月
【価 格】 1,400円(税別)
【対象者】 中級者 (守・破・離) |
経済成長期には、リスクを取らずとも高い利回りを得ることができた。経済が高度成長へ向かい、その恩恵を皆に分配できたからだ。
経済成熟期のこれからは、各個人がリスクを取る必要がある。もし、政府がインフレ政策を採り「タクシー初乗り運賃が100万円」となれば、リスクを取らずに資産を預貯金中心に置いていた人は悲劇となる。
とは言うものの、個人投資家は無闇にリスクを取ってはいけない。金融商品で考えられるリスクには、「価格変動リスク」「流動性リスク」「信用リスク」の3つがある。個人投資家が取ってよいのは「価格変動リスク」のみである。
マスメディの発する情報の分析にも注意が必要である。主体を曖昧にした表現、統計のマジックを利用した表現、伝えられる情報の表面だけを捉えてはいけない。自分自身で考え分析し、物事の本質を読み取ることが大切である。
個人投資家にとって最も大切なことは、「リスクを取るために勉強することだ」と著者は主張する。ディーラーとして多額の資産運用を実践してきた著者が、個人投資の実践ノウハウとして「リスクの取り方を勉強する方法」を紹介している。
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塾 長
(ピカイチ先生) |
このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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