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クロッカスの花が咲いた。白・黄色・紫の花が、山からの寒風に揺れている。
地元のFP(ファイナンシャルプランナー)による勉強会を立上げた。昨年の11月から準備を進めてきたものである。FP有資格者が13名、FP資格に興味のある方2名の参加をいただいた。数名しか集まらないのではと危惧していたので、多くの方に参加していただきとても嬉しかった。
私の住む福島県相双地域は、福島県の北側に位置し、太平洋に面している。気候は温暖で雪は殆ど積もらず、自然災害も少ない。海と山の幸に恵まれ、美味しい食材が多々ある。マリンスポーツも盛んでサーフィンの全国大会も開催される。スキー場へも車で2時間で行ける。とても自然環境に恵まれた地域である。
しかし、自然の恵みが与えてくれるのはアメだけではない。自然の恵みに慣れたせいか、この地の人は「のほほん」としている。世の中の流れも何処吹く風で、時代絵巻の中で閉ざされた一国の経済感に強く依存している。
だが、現実社会は容赦なく変化している。こんな中、相双地域は新しい時代から大きく取り残されている。
社会変化が激化する中、家計は変化への適応を迫られている。しかし、金銭教育も受けずに育った多くの人は、「貯蓄から投資へ」の合言葉のもと、群集心理に突き進むことになる。残念ながら、そこには明るい未来は見えない。
家計の自立を支援する体制の有無は、地域の生き残りを左右する。経済を支える大黒柱は個人消費である。成熟経済のこれからは、個人消費の比率は更に増す。もし自立できない家計が増えれば、個人消費は減り、その地域の経済は縮小・衰退することとなる。
こんな状況の中、相双地域に在住するFP仲間のコミュニティを創設できたことの意味は大きい。税理士や社労士などの専門家、郵便局や保険会社などの実務家、と様々な専門職の方の参加をいただいた。
これからの新しい社会におけるFPの役割の重要性や使命を肝に命じ、参加者の自己研鑽の場であり、参加者の交流の場であり、地域貢献の活動の場である、明るく楽しいコミュニティに発展させたい。元気な相双地域を夢見ながら・・・・。
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塾 長
(ピカイチ先生) |
このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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