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 家の北側にミョウガの苗を植えた。収穫はまだまだ先である。先である分、楽しむ時間が長くなる。


総中流より格差社会
2006年05月22日


 最近、「格差社会」という言葉を多く目にする。「小泉改革が格差社会を作った」という文脈が多い。私自身としては、この文脈には違和感を覚えていた。どうも、このロジックがスッキリしないのである。

 毎日新聞に、「発信箱」という記事欄がある。新聞記者が自分の意見を述べる欄である。先週、中村さんが執筆した「総中流より格差社会」の記事が目を引いた。中村さんは、顔写真から察するにとても若い記者である。

 ・・・(中略)・・・
幻想ではないかと思いながら捨て去れなかった「一億総中流意識」は、過去のものになった。総中流を疑い、格差に気づかせたのは、所得や地域間の差を手っ取り早く覆い隠してきたバラまき政策をやめたせいでもある。「小泉改革が格差社会を作った」というよりも、「小泉改革が格差をあばいた」と言った方が正しいのではないか。
 ・・・(中略)・・・

 格差社会は、以前からあった。ただ、手厚い所得再配分システムが上手く機能して、国民全体に富みが再配分されていた。しかし、経済成長期には上手く機能した手厚い所得再配分システムは、持続できなくなった。配分の原資である富の減少、配分システムの非効率化などが原因である。

「国に何とかしてもらおう」、「今までどおりにしてもらおう」、などと他人や既得権に依存すると、「小泉改革が格差社会を作った」とい文脈にたどり着く。しかし、自立を覚悟した者には、中村さんの言う「小泉改革が格差をあばいた」との文脈にたどり着く。

 私としては、中村さんの意見に賛同する。また、このような主張が全国紙に記載された事実を、とても重く捉えている。着実に社会が変化していると再認識したからだ。

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(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2006年]