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 庭の枝豆の膨らみが増してきた。日に日に近づく収穫を、豆の膨らみを確認しながら楽しんでいる。


平凡な暮らし

2006年08月14日

 東京出張からの帰路は、盆休みの帰省日と重なった。朝一番の上野発でありながら、帰省の子供連れで列車は込み合っていた。自由席の車両の中は、通路に立ち客がいる状態であった。

 上野を出発してから1時間半が過ぎたとき、茨城県のとある駅でサラリーマンに代わり老婦人が隣に座った。笑顔で「お世話になります」と言いながら、老婦人は席に着いた。そのまま世間話が始まり、話が弾み出した。

 やがて、会話の内容に深みが増した。教育・戦争・景気など、互に自分の意見を述べ合った。互いの意見を尊重しながら、自分の考え方を述べ合い、その背景にある経験を披露し合った。

 老婦人は、80歳を過ぎている。しかし、話す内容は論理的で、とても分かり易い。言葉にも訛りも無く、とても話し慣れている。

 題目は変われど話の筋は同じで、「社会変化の現状」から「将来への展望」へと続く。息統合した会話の背景には、(1)互いが社会変化を認識していること、(2)将来展望を持ち行動していること、であった。

「○○がいけない」といった批判で終わらず、「だから私はこう考え、こんなことを実行している」と会話は続く。「○○は危険だから嫌だ」といった感情論に終わらず、「だから私はここを注意しながらこんなことをしている」と話が続く。

 年の差を口実にクールタイムを設けながら、年の差を越えた議論は2時間続いた。そんな老婦人の口癖は「平凡な生活が一番」であった。中学時代の恩師の「平凡に暮らすのはとても大変なことだ」の一言を想い出した。

 世の中は常に変化している。私達自身も常に変化している。互いの変化の中で「平凡」を維持するには、「現実を見る力」、「将来を考える力」、「行動する力」が必要である。努力無しでは、平凡に暮らすことはできない。厳しい現実を再認識した。

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 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2006年]