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〜 物理頭のシステム屋が、経済の現場を因数分解する 〜

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【 ナシ 】

ナシの花が満開となった。
20世紀を生きた記念に、
世紀末に植えた。
品種は「二十世紀」である。
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2008年04月21日

年金特別便


 年金生活者の父へ年金特別が来た。

「支給漏れがありそうなので、加入履歴の確認をしてください」というものだ。確かに送付された加入履歴を見ると9年間の空白期間がある。

 戦時中の学童動因で軍事工場で働いた期間と、戦後の親族経営会社で働いた期間とが、加入履歴として記録されている。しかし、2つの間に9年間の空白期間がある。

 戦後祖父が工場を立ち上げ、父は親族経営者のひとりとして工場で定年まで働いた。立上げ当初は従業員に給料を払うのが精一杯、身内はタダで働き、年金保険料の支払いどころではない。

 工場経営が軌道に乗り始め、会社組織を株式会社に改め、厚生年金に加入した。ここからの加入履歴が記録されている。

 混乱の中での会社運営、事実を探る記憶は少なく、真っ当な記録は皆無である。受給者側の立場から確認・証明できる手立ては最早ない。だから年金特別便の返事は出せない。理由は「わからないから」。

 ところで、祖父が立上げ、親族の無報酬労働で育てた会社は誰のモノだろうか?

 資本主義では株主のモノとなる。しかし、会社を創造したのは資本(おカネ)ではなく親族(人)である。会社を育てのも資本(おカネ)ではなく親族を中心とする献身的な労働(人)である。

 会社の現場の中心は人の営みである。だから現場を離れた理論は往々にして現実性が薄れ、大きな落とし穴にはまる。

 年功序列や終身雇用が最近見直されている。成果主義一辺倒が日本人には合わないようだ。

 実はココに日本の強みがある。世界に誇れる日本文化の一端が、あちらこちらで目に留まるようになってきた。これからの日本が楽しみである。

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塾 長
(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2008年]