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2010年04月19日

野菜高騰と未来への安心


 野菜が高騰している。天候不順が原因である。近所のスーパーでも、通常100円のキャベツが300円となっている。

 早速、家計は自己防衛を発動する。不都合な現実を受け入れ、野菜の消費を減らす。価格が元に戻るまで、しばらくの我慢(節約)である。

 ところで、「野菜の価格に関係なく、野菜の消費を一定に保ちたい」としたら、家計がなすべきことは?

 野菜を予め購入し、保存して置くことになる。保存する量は、価格が戻るまでの「しばらく」分となる。「しばらく」を長くすれば安心が増すが、保管に必要な費用も増加する。どこで折り合うかは、家計の事情で異なる。

 この対応が有効であるためには、ひとつ前提がある。「しばらくすれば野菜の価格は元に戻る」という前提である。

 もし、野菜の高騰の原因が一時的なモノでなかったら、「しばらく」は誤りで「未来永劫」だったならば、安心のための保存量は無限大となる。家計の防衛策としては非現実的となる。

 もし、社会変化によりキャベツの通常価格が300円になったならば、その不都合な現実に適応すべく、日常生活を変化させるしかない。

 しかし、日常生活を変えるにも準備がいる。食費を増額するには、財源が必要である。収入を増やす必要がある。新しい生活へ移行するまでの期間、野菜の蓄えが必要となる。

 このときに必要となる野菜の保存量は、新しい生活が定着するまでの「移行期間」分となる。移行期間の長さは家計の事情で異なる。

 野菜の保存量が、移行期間を賄うのに十分であれば安心、不足するならば不安となる。しかし、どうなるか分からない未来に対して、安心はモノの量では測れない。

 現実としてできることは、移行期間を短くすることとなる。何が起ころうが「移行期間」を短くする能力、つまり柔軟性を高めることとなる。

 柔軟性を高めるための第一歩は、平常時の防衛策を捨てることかもしれない。過去の延長線に未来がある、過去の資産の蓄えが未来で使える、といった前提(考え方)を捨てることかもしれない。

「過去のしがらみを捨てろ!」 何度も何度も、自分に言い聞かせた。

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塾 長
(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2010年]