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【 小松菜 】

小松菜が発芽しました。
冬の間は葉を、
春には菜をいただきます。
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2010年10月25日

ハーバード白熱教室


 ハーバード大学のサンデル教授の講義「いま生き延びるための哲学」はいつも白熱する。1,000人以上の聴講生が集まり、たとえば「正義」について話し合う。みんなで考える講義である。

 先日、教授の授業がテレビで紹介された。臨場感溢れる講義風景を見て、考える場の大切さを痛感した。同時に考える場を主宰する者の責任も痛感した。

 番組の最後で、みんなで考える場を運営するに際して、サンデル教授が行っている技法に触れた。学生を指名する際に採用している2つのルールがある。

「常に手を挙げている学生を指さない」
「すぐに手を挙げる学生を指さない」

 理由は簡潔だ。常に手を挙げている学生は、他人の意見を聞いていない。聞く耳を持たない自分よがりの考えは、みんなで考える場では役立たない。

 すぐに手を挙げる学生は、自分で考えることをしていない。個人で熟考されていない考えも、みんなで考える場では役立たない。

 このルールが学生に明示されているかは、定かでない。しかし、このルールは現実に採用されおり、提言したい学生はこの厳格な審査をパスせねばならない。

「講義に出席するのは自由だよ。でも講義に参加するには暗黙の審査にパスしてからね」となる。

 暗黙の審査に気づき、適応できた者のみが議論に参加できる。機会は平等に与えられている。しかし、結果平等などといった甘えは許されない。みんなで考える講義は、社会の現実の縮図でもある。

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(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2010年]