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2013年07月15日

原発元所長、吉田昌郎さん死去


 福島第一原発の元所長、吉田昌郎さんが死去された。東日本大震災当時、全電源喪失という過酷条件下で、現場の技術者を束ね、暴走する原子炉に素手同然で挑んだ。

 現場の技術者・管理者の立場で、工場ネットワークの重大事故を経験した者として、当時の吉田所長の心境を察する。

 工場ネットワークで重大事故が発生したとき、現場の技術者は孤立した。目の前の想定外の事象の連続に、応急処置と復旧を目指すが、頼れるのは現場を熟知した自分たちだけだ。

 事故の過酷さと自分の力の限界を受け入れ、想定外の事象の一つひとつに対峙し続ける。事故の影響の大きさを知るが上、重い責任を背負い、身の安全を顧みず、現場に居残り、事故の拡大防止と収束を目指す。

 混乱しがちな現場の中へ、外部から邪魔が入る。よくあるパターンが、外部からの技術者の追加と、外部からの視察だ。現場の混乱を回避するため、現場の管理者は防波堤となる。事態が正念場になれば、覚悟を決め、外部からの命令無視を決断する。

 原発事故の過酷さは、工場ネットワークの重大事故の比ではない。死と直面する現場の技術者の覚悟も、その比ではない。

 原発事故の発生時、わが家は南相馬市の自宅から避難した。いま、わが家は自宅に戻っている。放射線の被害はあるが、いまの現実を守るため、死闘した現場の技術者への感謝は忘れない。

 吉田さん、お陰様で自宅に戻れました。ありがとうございました。

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塾 長
(ピカイチ先生)


 このコラムは、メルマガ「ピカイチ生活経営便り」からの抜粋です。
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[2013年]